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GUIDE

ぷっくりシール(ドロップシール)の作り方 — 自作と業者制作の違い、費用と納期

公開:2026年8月30日 執筆:株式会社ブランドゥコミュニケーション(ぷっくりシール・ドロップシールのオリジナル制作「ぷっくりシールラボ」運営)

「ぷっくりシール」「ドロップシール」「ぷくぷくシール」「3Dシール」。呼び名はいろいろでも、透明な樹脂を厚く盛った立体シールの構造は同じです。このページでは、自宅で作る方法と業者に頼む方法を並べて、どこまでが自作でできて、どこからが工場の仕事になるのかを整理します。

1. ぷっくりシール(ドロップシール)とは — 呼び名の整理

印刷したシールの表面に透明樹脂をドーム状に盛り、立体化したシールです。台紙の上に絵柄、その上に厚い透明樹脂という三層構造で、樹脂には大きく2系統あります。硬質のエポキシ樹脂(押しても凹まず、飴のように透明で硬い)と、軟質のウレタン樹脂(指で押すと少し沈む、薄めのぷっくり)です。2025年後半から社会現象になった市販の立体シールは硬質系で、「押しても凹まない」ことが本物の見分け方として語られるほど、硬さと厚みが魅力の中心になっています。

呼び名は、形から「ドロップシール」(飴のドロップに似ているため)、手ざわりから「ぷっくりシール」「ぷくぷくシール」、見た目から「3Dシール」「立体シール」「ドームシール」、工程や材料から「ポッティングシール」(印刷業界の工程名 potting)、「エポキシシール」「樹脂盛りシール」と、さまざまに呼ばれています。当社では、これらを透明樹脂を盛り上げた立体シールの一般的な呼称として使っています。なお「ボンボンドロップ」は株式会社クーリアの登録商標で、同社製品の名称です。

呼び名の3層 — 総称・加工名・商品名

呼び名の例意味
総称(一般的な呼び名)ぷっくりシール、ドロップシール⁠、ぷくぷくシール、立体シール、3Dシール、ドームシール形や手ざわりからの呼び名。検索でいちばん使われるのは「ぷっくりシール」。※印は他社の登録商標でもある語です(下の注記)。
加工名(印刷・工場の用語)ポッティング加工、エポキシ樹脂盛り、ドーム加工、レジン盛り業者に頼むときに通じる言葉。「ポッティングシール」で探すと印刷会社のページが見つかります。
商品名・ブランド名(各社の固有名)ボンボンドロップ(株式会社クーリア)、ドロップシール(株式会社サンエックス)など特定の会社の製品を指す名前。他社が登録している造語は、そのまま自分の商品名にはできません。当サービス名「ぷっくりシールラボ」は、総称の「ぷっくりシール」に「ラボ」を足した形で、他社の造語を含んでいません。

「ドロップシール」は株式会社サンエックスの登録商標でもあります(本ページでは立体シールの一般的な呼称として用いています。当社のサービス名「ぷっくりシールラボ」には含めていません)。当社および本サービスは同社・株式会社クーリアとは関係ありません。

2. 自作する方法(UVレジン・100均素材)と、その限界

樹脂の3種類 — 自作と工場で使う材料の違い

樹脂硬化のしかた仕上がり向いている場面
UVレジン(1液)UV-LEDライトで数分。厚いほど内部まで届きにくい薄盛りなら硬く透明。3mm以上の厚盛りは硬化不良・ベタつき・黄変が出やすい自作、数枚〜数十枚、試作
2液性エポキシ(硬質)主剤と硬化剤を混ぜて硬化。常温で24時間前後、工場では加熱して短縮押しても凹まない硬さ、飴のような透明感、3〜6mmの厚盛りが可能工場の硬質品(市販の話題のシールや当社の標準仕様)。自作では計量・気泡抜き・硬化待ちの難度が高い
ウレタン(軟質)2液または1液。オンデマンド印刷機に組み込まれた装置で塗布・硬化指で押すと沈む弾力、盛りは2mm前後。曲面にはなじみやすい少量・短納期のオンデマンド印刷、名入れ用の小さなシール

硬化時間や厚みの上限は製品ごとに異なります。自作する場合は使う樹脂の説明書の値を優先してください。

手順

  1. 絵柄を印刷する。シール用紙に家庭用プリンターで印刷するか、コンビニのシールプリントを使います。透明感を出したいなら透明フィルムのシール用紙、発色を優先するなら白地のシール用紙です。
  2. 輪郭をカットする。ハサミやデザインナイフで絵柄の少し外側を切ります。角は丸めておくと、樹脂が角から流れ落ちにくくなります。
  3. 樹脂を盛る。UVレジン、または透明に乾く水性ボンドやグルーを、中央から外側へ少しずつ。縁のギリギリ手前で止めると、表面張力でドームになります。気泡は爪楊枝でつぶします。
  4. 硬化させる。UVレジンはUVライトで数分、ボンド類は一晩以上。厚く盛ったものほど時間がかかります。
  5. 仕上がりを確認する。反り、気泡、縁からのはみ出し、ベタつきをチェックします。

自作が向いているもの

数枚から数十枚の自分用、推し活の一点もの、業者に頼む前の試作。材料費は数百円から始められ、その日のうちに完成します。

自作の限界

よくある失敗と対策

作業の安全

未硬化のレジンやエポキシは皮膚につくとかぶれることがあります。使い捨て手袋をして、換気のよい場所で作業し、UVライトの光を直接見ないようにしてください。硬化後の樹脂ごみは可燃ごみとして出せる自治体が多いものの、お住まいの分別区分に従って捨ててください。

3. 業者に頼む方法(オリジナル制作・OEM)の流れ

工場では、印刷 → 樹脂の定量塗布 → 硬化 → 精密カット → 検品 → 個包装、という工程で作ります。樹脂はディスペンサーで1ピースずつ同じ量を置き、硬質エポキシは加熱して硬化させるため、厚みと硬さが揃います。発注側から見た流れは次のとおりです。

  1. 数量と用途を伝えて見積りをとる。シート数(1シートに入るピース数)と、配布か販売かで最適な仕様が変わります。
  2. 絵柄を入稿する。Illustratorなどのテンプレートに絵柄を置きます。細い線や鋭い角は樹脂のレンズ効果で見えなくなったり形が崩れたりするため、業者側でカットラインと色の補正を設計するのが一般的です(当社は最小ピース10mm、線幅0.3mm以上、角R1mm以上、ピース間隔3mm以上を目安にしています)。
  3. 実物サンプルを確認する。量産と同じ工程で作ったサンプルで、硬さ・透明感・色味・カット位置を確認します。ここで直せば量産のやり直しは起きません。
  4. 量産・検品・納品。全数検品し、1シートずつOPP袋に入れて納品されるのが、配布・販売用の標準的な仕上がりです。

最小ロットは、硬質エポキシの場合、国内サービスの多くが500〜1,000シートからです(当社は500シートから)。10シート程度から作れるオンデマンド型もありますが、多くは軟質ウレタン樹脂で厚みは2mm前後と、市販の硬質品とは質感が異なります。

自作か、業者か — 判断の目安

見るところ自作が向く業者制作が向く
枚数数枚〜数十枚数百シート以上(配布・販売)
硬さ・厚みやわらかめ・薄めでもよい市販の硬質品と同じ「押しても凹まない」質感が要る
仕上がりの揃い1点ものでよい全ピースの厚み・カット・色を揃えたい
納期今日中〜数日1〜2か月の余裕がある
予算材料費数百円〜数十万円〜(当社は500シート¥360,000・税抜から)
渡す相手自分・友人お客様・不特定多数(安全性・品質の責任が伴う)

4. 数量と費用・納期の目安

2026年8月時点で当社が確認した国内の主なサービスの公開価格では、硬質タイプ1,000シートで1シート¥400〜700台、これに型代・版代などの初期費用10〜20万円前後が別途、という例が多く見られます。ただし他社は台紙サイズ(例:215×90mm)やピース数が当社(90×90mm・最大18ピース)と異なることがあり、1シートあたりの金額だけでは条件がそろいません。比べやすいのは初期費用の有無・最小ロット・納期です。当社(ぷっくりシールラボ)は初期費用・実物サンプル・全数検品・OPP個包装・国内送料を1シート価格に含めた、次の価格です(税抜、2026年8月現在)。

用途の例数量1シート価格総額
展示会・採用イベントの配布500シート¥720¥360,000
店頭配布・物販のテスト販売1,000シート¥480¥480,000
ライブ物販・ファンクラブ特典3,000シート¥330¥990,000
全国キャンペーンの総付景品10,000シート¥180(税込¥198)¥1,800,000
大型キャンペーン30,000シート¥160¥4,800,000

1シート=透明台紙90×90mmに最大18ピース。納期は入稿から約40日(実物サンプル確認込み、10,000シート超は約50日)。価格の詳細と計算ツールはトップページの価格表をご覧ください。

5. 頼む前に知っておきたい注意点(商標・権利・景品表示法)

6. よくある質問

自作のUVレジンで、市販品のような硬さになりますか?
薄く盛れば硬く仕上がりますが、3mm以上に厚く盛ると内部が硬化しきらず、ベタつきや黄変が出やすくなります。市販の硬質タイプは2液性のエポキシ樹脂を機械で定量塗布し、加熱して硬化させているため、自作で同じ硬さと均一な厚みを再現するのは難しいのが実情です。
1枚や10枚だけ、業者に頼めますか?
硬質エポキシの立体シールは型と工程の都合で、国内サービスの多くが500〜1,000シートからの受注生産です。10シート程度から作れるオンデマンド型もありますが、多くは軟質ウレタン樹脂で厚みは2mm前後です。数枚だけなら自作、配布や販売なら業者制作、という分け方が現実的です。
業者に頼むと費用はいくらからですか?
当サービス(ぷっくりシールラボ)の場合、500シートで1シート¥720(総額¥360,000・税抜)から、30,000シートで1シート¥160までの1シート価格に、版代・型代・実物サンプル・全数検品・OPP個包装・国内送料が含まれます。国内の主なサービスの公開価格では、1,000シートで1シート¥400〜700台に加えて型代・版代など初期費用10〜20万円前後が別途、という例が多く見られます(2026年8月時点で当社が確認した範囲)。ただし他社は台紙サイズやピース数が当社(90×90mm・最大18ピース)と異なることがあるため、1シートあたりの金額だけで比べることはできません。条件をそろえて比べやすいのは、初期費用の有無・最小ロット・納期です。
100均のグルーや木工用ボンドでも作れますか?
作れます。透明に乾くタイプのボンドやグルーを盛れば、乾燥後に透明なぷっくりした層になります。ただし弾力が残って硬質にはならず、乾燥に一晩以上かかり、厚く盛ると収縮して台紙が反りやすいです。数枚の自分用や子どもとの工作には向いています。
ポッティング加工とぷっくりシールは同じものですか?
同じものを指すことがほとんどです。ポッティング(potting)は印刷・電子部品の業界で「樹脂を注いで封止する」加工の名前で、シールの表面に透明樹脂を盛ってドーム状にする工程を印刷会社ではポッティング加工、ドーム加工などと呼びます。業者に相談するときは「ポッティング加工のシール」「エポキシ樹脂盛り」と伝えると話が早いです。
納期はどれくらいかかりますか?
業者制作では一般に1〜2か月です。当サービスは入稿から約40日(カットライン設計3〜5営業日、実物サンプル約10日、量産・輸送・通関・検品約25日)が目安で、10,000シートまでならサンプル確認を写真・動画に切り替えて約30日に短縮できます。

配布や販売に使うなら、業者制作へ。 当社の「ぷっくりシールラボ」は、硬質エポキシのぷっくりシール(ドロップシール)を500シートから、版代・型代・実物サンプル・送料込みの1シート価格でオリジナル制作しています。翌営業日までに正式見積りをお送りします。

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